中断もあり長かった2019/20シーズンも終了。
リバプールは30年ぶりのプレミアリーグ優勝を果たしました。
そんな記念すべきシーズンとなった今季は一つの転換期となるかもしれません。
それは、2015年からリバプールと寄り添ったニューバランス社との契約終了です。
来季からは新たにナイキ社がサプライヤーとなりリバプールのユニフォームを手掛けます。
そこで今回はリバプール×ニューバランス社のユニフォームを振り返りたいと思います。
2015年に契約がスタートしますがそのきっかけは、それまでリバプールのサプライヤーを務めたウォーリア・スポーツ社に関係します。
もともとニューバランス社の傘下だったウォーリア・スポーツ社。
2015年に「世界トップ3のグローバルなアスレチックブランド」を目指したニューバランス社はウォーリア・スポーツ社の手がけていたサッカー用品市場に変わって参入することになりました。
そんな経緯でリバプールとニューバランス社の関係はスタートしました。
2015/16シーズン
ニューバランス社が手掛けた最初のモデルはレッドのユニフォームにクレスト等はホワイトというシンプルな構成。
2014/15シーズン終了時にスティーブン・ジェラード氏の退団、10月にはユルゲン・クロップ氏を監督に招聘するなど新時代の幕開けを感じさせるシーズンでした。
2016/17シーズン
2年目のホームユニフォームはヘンリーネックのような襟と、差し色のイエローが特徴的な1枚。
織り方の組み合わせにより、シャドーボーダーになっているのがポイント。
サディオ・マネ選手、ジョルジニオ・ワイナルドゥム選手の加入もあり、UCLへの出場権を獲得。
2017/18シーズン
2017年はリバプール、クラブ創立125周年という節目の年。
ユニフォームも125周年記念モデルということで、エンブレムに刺繍が施されている。
ホーム・アウェーともに1995/96シーズンのユニフォームを彷彿とさせるデザイン。
2018/19シーズン
ポロシャツスタイルとなったこのシーズンのユニフォーム。
拡張されたアンフィールドのメインスタンドを参考にした斜線のような模様が入っている。
チームはプレミアリーグでマンチェスター・シティと壮絶な優勝争いを演じ、UCLでは2季連続の決勝戦に進出。
トッテナムを2-0で制し、『イスタンブールの奇跡』以来の優勝を成し遂げた。
2019/20シーズン
ニューバランス社が手掛けた最後のホームユニフォーム。
1982年のユニフォームを参考にしたホワイトのピンストライプを採用し、内襟には1982年当時に監督を努めたボブ・ペイズリー氏のサインがプリントされている。
リバプールの黄金期をもたらしたボブ・ペイズリー氏は1919年生まれであり、今回のユニフォームは生誕100周年を記念しています。
冬の移籍市場では日本代表の南野拓実選手が加入したり、30年ぶりのリーグ優勝を果たしたりと印象的なシーズンとなりました。
ユルゲン・クロップ氏の就任から、念願のリーグタイトル獲得まで激動の日々を共に戦ったニューバランス社のユニフォームたち。
こうやって振り返るだけでも感慨深いですね。
また、来季からはどんなユニフォームになるのか気になりますね!