記念モデル

ラツィオの歴史を振り返る。ラツィオ100周年・110周年・120周年記念ユニフォーム

1900年に創設されたイタリアの名門SSラツィオが、創設120周年となる2020年の1月に発表したしたのがこの120周年記念ユニフォーム。

古くからのラツィアーレには懐かしいこのデザイン。

こちらはラツィオが黄金期を迎えた1998/99シーズンと1999/2000シーズンの前半に使われていたホーム用ユニフォームのデザインをモチーフにしたものです。

当時のユニフォームはこちら。スポンサーやサプライヤーの違いこそありますが、セリエAとコッパイタリアの2冠を達成した1999/2000シーズンの前半戦でも使用されていたデザインの復活は、ラツィアーレを大いに喜ばせました。

その1999/2000シーズンの途中にラツィオは創設100周年記念ユニフォームを発表しています。

それがこちら。

いつもの水色ではなく、白を基調とした爽やかなデザインで瞬く間に大人気モデルとなりました。

また、120周年記念モデルに使用されているチームエンブレムはこの100周年記念モデルのエンブレムに倣ったもので、中の数字は違いますが、ほぼ同一デザインと言って差し支えないものになっています。

前述の通り、セリエAとコッパイタリアの2冠を達成した1999/2000シーズンのほとんどの期間を、こちらの100周年記念モデルを着用していた為、現在でもラツィオの黄金期を象徴するデザインとなりました。

また、この100周年記念モデルは翌2000/01シーズンでも使用されましたが、2000/01シーズンは胸のメインスポンサーが変更となり、このようなユニフォームとなりました。

さて、ここまでラツィオの100周年記念モデルと120周年記念モデルを比べてきましたが、あれ?110周年は・・・?
と思った方も多いはず。

お待たせしました! 創立記念モデル三部作のトリを飾る110周年記念モデルはこちらです。こちらも、通常のレギュラーシーズン用ユニフォームとは別に、シーズンの途中に記念モデルとして発売された特別なモデルなんですが、ちょっと地味な感が否めませんね・・・

ユニフォーム自体は2009イタリア代表などにも用いられたプーマ社のテンプレートそのままですし、クラブエンブレムも下部に1990-2010の文字が刺繍されてはいますが、デザイン自体はレギュラーシーズンのものと違いはありません。

ちょっと『特別感』に欠けるためか、当時からあまり話題に上らなかった110周年記念ユニフォームですが、このモデルまでしっかりとコンプリートしてこそ真のコレクター!
流通量も少なそうですので、見つけた際には必ず手に入れてください。

ヴィンス君
ヴィンス君
他のクラブでも過去のデザインをモチーフにしたユニフォームの発売が相次いでいますが、今回のように制作するメーカーが違うのに当時の他社のデザインを使ってしまって大丈夫なのかな?と大人の事情を勝手に深読みし心配になってしまうことがあります。