1903年に創立されたアトレティコ・マドリード。
元々バスク系の学生が設立したということもあり、チームカラーがバスクの名門、アスレティック・ビルバオと似ているのはそのためです。
アトレティコおなじみのカラー
・ホームユニフォーム:赤と白の縦縞
・パンツ:青
・ソックス:青と赤
なんとこの組合せ、1911年からの伝統なんです!
そんなアトレティコ・マドリードの2003/04シーズン。
そう1903年のクラブ創立から記念すべき100周年にあたるシーズンのユニフォームがこちら赤の縦ラインを少し色落ちさせていて、オシャレなポロシャツといった風合いになっています。
この03/04シーズンと翌04/05シーズンは映画配給会社のコロンビア映画がユニフォームスポンサーとなっていたため、当時の公開作品が順次、胸スポンサーになるという映画ファンにもユニフォームコレクターにもたまらないシーズンでした。
▼詳しくはこちら▼
そしてこの03/04シーズンも、アメリカのプロレス団体WWEのレスラーから、俳優へ華麗なる転身をしたザ・ロックが主演の『ランダウン(Tesoro Del Amazonas)』や、女子刑務所内の精神科病棟を舞台にしたホラー映画『ゴシカ (Gothika)』の作品名が入った100周年ユニフォームでプレーしました。
ただ、リーガでの数試合は、この胸スポンサー無しの着用もありました。
中央胸部分のチームエンブレム下には100周年を記念する『1903-2003』の刺繍。その下にはサプライヤーであるナイキ社のマーク。アトレティコは2001/02シーズンから現在(2019/20)に至るまで、サプライヤーはナイキ社の長期政権となっています。
ちなみに、エンブレムの左上のデザインはマドリード市の紋章で、山桃の実を取ろうとしている熊の絵です。
そしてそれらを囲む7つの星は、熊=おおくま座ときて、そのおおくま座の一部である「北斗七星」に由来しているそうです。
ユニフォーム裏面の襟下に、『CLUB ATLETICO DE MADRID ,CENTENARIO(アトレティコ・マドリード100周年)』の金の刺繍入り。『CENTENARIO』はスペイン語で「100周年」の意です。
ナンバーリングはアトレティコのアイコンだったフェルナンド・トーレス。トーレスのアトレティコでの“エル・ニーニョ”旋風はすごかったですね!