2020/21シーズン、インテルがサードモデルに採用したのがブラック×グレーのボーダー柄のデザイン。
このデザインが最初に採用されたのは、23年前の1997/98シーズンの事。
当時、インテルが主にUEFAカップで着用したサードモデルとして登場しました。
1997/98シーズンの開幕前、《フェノーメノ》と呼ばれ、当時世界最高のストライカーと評されたロナウドを獲得。
青と黒のストライプをチームカラーとするインテルがボーダーを採用した珍しさと、クラブとって通算3度目となるUEFAカップ優勝を成し遂げたこともあり、当時このサードモデルは大人気モデルとなり、あっという間に市場から売切れました。
そして、その7年後の2004/05シーズン、インテルはこのボーダーデザインをやはりサードモデルとして復活させます。
それがこちら。このモデルは2004/05シーズンと2005/06シーズンの2年間使用され、2004/05シーズンには1981/82シーズン以来となるコッパ・イタリア優勝を果たします。
また、2005/06シーズンはコッパ・イタリアの連覇に加え、リーグ戦は3位で終えたものの、後にカルチョ・スキャンダルで1位だったユベントスと2位だったACミランが勝ち点の剥奪により降格。インテルのセリエA優勝が認定されました。
そして3度目となる復活が2020/21シーズン。
やはりサードモデルとして復活した、ボーダーデザインのこのユニフォーム。
NIKEの公式発表では、スニーカーの《Air Max 97 “Silver Bullet”》からインスピレーションを得たとなっていますが、ユニフォーム愛好家の私からすれば、これは間違いなく1997/98サードモデルの復活です!
この3つのシーズンのサードモデルは、どのシーズンもボーダー柄という点だけでなく、ナイキロゴや胸スポンサー、そしてネーム&ナンバーがイエローで統一され、チームエンブレムも中央に配置されるといった細かな点までしっかりと踏襲されています!
2020/21シーズンはタイトルを獲得できるのか?そして4度目の登場は?
興味の尽きないモデルです。