サッカーユニフォーム大好きヴィンス君が長年の経験をもとにユニフォームの真贋チェックをするこのコーナー。
第11回目はこちら↓
2016/17シーズンのユベントスです。
写真はパウロ・ディバラ選手。
加入1年目からリーグ34試合19ゴール9アシストとその才能を如何なく発揮し、迎えた2年目のシーズンがこちら2016/17です。
ポール・ポグバのマンチェスター・ユナイテッド移籍に伴い、2年目のシーズン開幕前に空き番号となった10番をつけるようクラブから打診があったそうですがこれを固辞。
2年目も同じ21番を背負いました。その後、2017年シーズンから背番号を10番に変更しました。
かつては、ミッシャル・プラティニやロベルト・バッジョ、デル・ピエロといった稀代のエースが背負った10番。
ユベントスではやはり特別とされる番号ですので、クラブの期待の高さが伺えます。
端整な顔立ちと左利きのテクニシャン、点も取れてパスも出せてドリブルも上手い!
まさにサッカーセンスの塊。
日本でもしばらくディバラ人気が続きそうな予感がしますね。
それでは、そんな注目のユベントス2年目、21番ディバラのマーキング付きユニフォームのフェイクチェックへ参りましょう。
こちら見分けるポイントは4つ。
まず1つ目は「胸スポンサーのJeep」です。本物は1枚シートのラバータイプですが、偽物は白ラバーと黒ラバーの貼り合わせで2枚のラバーを使っています。
手触りでJeepの文字と台紙の白ラバーの段差を確認できます。
ちなみに↓よく見ると張り合わせがうまくいってない箇所が!!!
2つ目のポイントは「リーグパッチ」です。この2016年からシーズンが表記されるようになり、同じように再現されています。
しかし、残念ながら素材が違います。
一目瞭然ですね。
3つ目のポイントは「背番号のクラブロゴ(クレスト)」です。本物はラバーシートの1枚仕上げですが、偽物はロゴだけ後貼りです。
これとは別に、1枚仕上げされている偽物も出回っていますが、ロゴのラインや文字の鮮明さが違います。
ラバーの素材も違います。見比べると違いが明らかです。
4つ目、最後のポイントは「品番」です。襟内や裾の内側にある布タグ。
3段ある中段が品番となりますが、この品番をググるとまさかのスペイン代表のユニフォームがヒットします。
これでは流通も卸も小売店も混乱することでしょう。
このユニフォームの正規の品番は「AI6241」です。
フェイク品のクオリティは年々上がっていますが、まだまだポイントを押さえれば判別できます!
今後も鑑定はお任せください。
※フェイク品の見分け方については同じモデルのユニフォームでも、それぞれ見分けるポイントはユニフォームによって異なります。
※同じモデルのユニフォームでも今回ご紹介したポイントが全て本物と同じクオリティーになっている場合もございますのでご注意ください。