サッカーユニフォーム大好きヴィンス君が長年の経験をもとにユニフォームの真贋チェックをするこのコーナー。
第17回目はこちら↓2004年日本代表ホームユニフォームです。
2002年から監督に就任したジーコ氏が監督を務めていました。
いわゆるジーコJAPAN時代(2002-2006)です。
このユニフォームで思い出す絶対に負けられない戦いといえば、中国で開催されたアジアカップしかないと個人的に思っています。
特に、PK戦までもつれた準々決勝のヨルダン戦は、絶体絶命の状況から川口能活が神がかり的なセーブを連発させた日本サッカー史に語り継がれる試合となりました。
「神が舞い降りてきて、私たちを救ってくれたとしか言いようがない。」とはジーコ監督の言葉です。
準決勝のバーレーン戦も後半45分まで2-3で負けていて敗退の2文字がチラつき始めました直後に起死回生の同点弾。
激闘につぐ激闘を制し、決勝で地元中国代表を退け、アジアカップ連覇(2000年、2004年)を達成しました。
ちなみに、この大会でアウェイユニフォームを着用した唯一の試合がグループリーグのタイ代表戦でした。
それでは、3度目のアジアカップ優勝となったユニホームの真贋checkへ参りましょう!
見極めるポイントは4つです。
まず、1つ目はエンブレムです。偽物は、エンブレムもJAPANの文字も妙にふちの透明フィルムが目立ちますが、本物は余計なフィルムははみ出ていません。
2つ目は、adidasロゴです。エンブレム同様、偽物はふちの透明フィルムがかなりはみ出ています。
これら2つのプリントは表面のつるつる感も違います。
偽物は、表面がゴムのように滑りにくいラバー素材ですので、指を滑らせて引っ掛かるなら怪しいと思ってください。
3つ目は、生産国です。2004/05日本代表ユニフォームの生産国は日本です。
偽物は、生産国の表記がどこにも見当たりませんが、本物はMADE IN JAPANとしっかり表記されています。
表記が布タグ(偽物)とプリント(本物)という違いもわかりやすいポイントです。
4つ目は、ユニフォームにデザインされた3本の縦ラインです。偽物は、グラデーションがグラデーションでないといいますか、濃淡がはっきりとし過ぎています。本物と比較しますと違いが明確ですね。
日本代表キットは2006/07モデルまですべてMADE IN JAPANでした。
世界でもトップクラスの織技術や染加工を誇る日本製の真贋は外したくありませんね。
※フェイク品の見分け方については同じモデルのユニフォームでも、それぞれ見分けるポイントはユニフォームによって異なります。
※同じモデルのユニフォームでも今回ご紹介したポイントが全て本物と同じクオリティーになっている場合もございますのでご注意ください。