サッカーユニフォーム大好きヴィンス君が長年の経験をもとにユニフォームの真贋チェックをするこのコーナー。
第18回目はこちら↓
2013/14シーズンのユベントスのホームユニフォームです。
背番号8番のクラウディオ・マルキージオ。
サッカー界のイケメンランキングでは度々上位にランクインするほど端正なお顔立ちのマルキージオ。
その甘いマスクとは裏腹に、派手さはないものの中盤ならどのポジションもそつなくこなし運動量豊富でクレバーなプレーを信条としていました。
そんな彼のあだ名はプリンチピーノ(小さな王子様)。
由来は、常にエレガントな服装で練習場に登場していたというもので、フェデリコ・バルザレッティがつけたということです。
多くの選手はジャージやジーパン、トレーナーやパーカーというラフな格好で練習場に通う中、彼だけ漂う違うオーラ。
かつてキングカズこと、三浦知良選手が、近くのコンビニに行くだけでもスーツに着替えると語っていたのを思い出しました。
デル・ピエロやアンドレア・ピルロらと黄金期の礎を築いたプリンチピーノでしたが、晩年は怪我に泣かされ、最後はロシアのゼニトで現役を引退しました。
それでは、次世代のユーヴェを担う逸材と謳われ下部組織から25年在籍したレジェンド、クラウディオ・マルキージオの真贋checkへ参りましょう!
見極めるポイントは4つ。
まず、1つ目はセリエAパッチです。ここまでのクオリティ差は初めてかもしれません。
まるで今季話題となったHumanrace FCとadidasの4thユニフォームのような手描き感…いや、その例えは適切ではありませんね。失礼しました。
このパッチだけでフェイクらしさが強調されるお粗末な作りです。
続いて、2つ目は白黒の縦縞ラインです。注目すべきはJeepの胸スポンサーではなく白黒のライン。
白と黒の縫い目をクロスさせ色を馴染ませるような効果が生まれている本物に比べて、偽物は一直線で白黒ハッキリしています。
使っている糸と縫製が全く違うということにお気づきいただけると思います。
次に、3つ目は襟内のサイズ表記プリントです。生産国、サイズは辛うじて読み取れますが、『nikebetterworld.com』の文字が完全に潰れているのが偽物。
本物は全ての文字がシャープでしっかり読み取れますね。
最後に、4つ目は背番号部のクラブロゴです。偽物の方をよ~くご覧ください。
全てのラインが波打っているのをご確認いただけますでしょうか。
先程のサイズ表記プリント同様に、偽物にはシャープさがないと思いませんか?
円もいびつですし、直線ラインも波打っています。
いかがでしたでしょうか?
最後に、こちらもご覧ください。裾の内側についている品番タグがユニフォームと一緒に縫われていて大事な品番を見ることが出来ません。
わざとならあざといですし、偶然なら雑。
いずれにしても偽物クオリティを象徴するものですね。
※フェイク品の見分け方については同じモデルのユニフォームでも、それぞれ見分けるポイントはユニフォームによって異なります。
※同じモデルのユニフォームでも今回ご紹介したポイントが全て本物と同じクオリティーになっている場合もございますのでご注意ください。