サッカーユニフォーム大好きヴィンス君が長年の経験をもとにユニフォームの真贋チェックをするこのコーナー。
第21回目はこちら↓2006/07シーズンのマンチェスター・ユナイテッドです。
17番はヘンリク・ラーション。
ヘンリク・ラーションといえば、デレッドヘアーをなびかせてスウェーデン代表でも活躍したストライカー。
クラブでは、セルティック時代に4年連続得点王に輝き、その後バルセロナへ移籍。
UEFAチャンピオンズリーグ決勝のアーセナル戦では、1点リードを許した後半に途中出場すると、2アシストの活躍でバルセロナのUEFAチャンピオンズリーグ優勝に貢献しました。
その後、移籍したスウェーデンのヘルシンボリでプレーしていた彼が「3か月間」という超短期契約で加入したのが、このマンチェスター・ユナイテッド。
「3か月間」という今までにない契約が話題になりましたね。
これは、スウェーデンの国内リーグが4月~10月と短いところをうまくついた移籍。
デビュー戦となったFAカップのアストンヴィラ戦でゴールを決め、ファーガソン監督からチームに残るよう説得されるも契約期間を全うしスウェーデンに戻りました。
リーグ戦の出場は7試合ながら、ファンそしてチームメイト、さらにはファーガソン監督から愛されたラーションのユニフォーム。
それでは、さっそく真贋チェックへと参りましょう。
見極めるポイントは3つ。
まず1つ目は、エンブレムです。刺繍に荒さが目立つのが偽物です。
わかりやすいのは、エンブレムの直線部分とエンブレム右下のライセンスロゴのRの刺繍。
偽物は直線が波打っていますし、Rの文字が完全に潰れてます。
2つ目は、サイズ表記プリントです。つや消しのグレープリントが本物で、光沢感のあるシルバープリントが偽物です。
同じモロッコ製と表記されていますが、もはや本当にモロッコで生産されたのかも信じる気になれません。
3つ目は、胸スポンサープリントです。偽物あるあるですが、ラバープリントに光沢があり、ワックスをかけたように表面がツルツルしているのが偽物の特徴です。
また、ラバープリントだけでなく、生地全体にも光沢があり、どこかチープな感じを受けます。
いかがでしたでしょうか?
当時はウェイン・ルーニー、C.ロナウド、ライアン・ギグスにポール・スコールズといったメンバーも名を連ねていました。
人気選手が多数在籍していればどこからともなく流通してしまう偽物ユニフォーム。
しっかりと見極めて偽物を撲滅していきましょう。
※フェイク品の見分け方については同じモデルのユニフォームでも、それぞれ見分けるポイントはユニフォームによって異なります。
※同じモデルのユニフォームでも今回ご紹介したポイントが全て本物と同じクオリティーになっている場合もございますのでご注意ください。