アフリカ大陸の中でも各国リーグに強烈なタレントを輩出し続けているセネガル代表。
2002年の日韓W杯では、開幕戦で前大会王者のフランス代表に勝利。
その後も順調にグループリーグを突破し、ベスト8入りを果たすなど世界中を驚かせ、サッカーファンの印象に深く残っているチームとなっています。
そんなセネガル代表が2012年に発表したホームユニフォームがコチラ
背面はコチラ
眼を見張るのは、前面の大きな「木」。
いまだかつてサッカーのユニフォームでこんなに大きな木がデザインされたことがあったでしょうか!
この木は「バオバブの木」。
セネガルでは、バオバブの木が国のシンボルに制定されています。
本物は高さ約30メートル、幹の直径は約10メートルに及ぶバオバブの木。
大きなバオバブの木は樹齢1000年ともいわれ、フランスの作家、サン=テグジュペリ氏が小説「星の王子さま」に登場させるなど、印象深い木なんです!
現地の人々はその実をジュースやシャーベットなどにして食べるそう。
このユニフォームはセネガルのアーティスト、サンバフォール氏がデザインを監修。
「このユニフォームのバオバブの木を見ることは、初めてW杯に出場した2002年を思い出すようなもの」とデザインの理由を述べています。
それほど国民にとって縁起の良い木となっていることが伺えます。
このユニフォームを着用した2012年のアフリカネイションズカップはグループリーグ敗退と奮わなかったものの、2018年のロシアW杯には本戦に出場。
本大会は日本代表ともグループリーグで対戦し、2-2の引き分けの激闘を演じました。
監督を務めたアリウ・シセ氏の立ち振舞などが日本でも話題となりましたね。
ちなみに、アリウ・シセ氏は2002年のW杯でチームのキャプテンとしてプレー。
現在もセネガル代表監督を務めています。
これを超える「木」モチーフのユニフォームは今後現れないかもしれません。