フランスの強豪、パリ・サンジェルマンがNIKEとサプライヤー契約を結んだのは今から30年前の1989/90シーズンから。
当時、サッカー界進出を図っていたNIKEにとって、ヨーロッパサッカー界での足がかりとなったのがパリ・サンジェルマンとの契約でした。
(ちなみにブンデスリーガのドルトムントとの契約は翌1990/91シーズンからです。)
そしてそれから30年が経過した2019/20シーズン、象徴的なユニフォームが登場しました!
それがコチラのサードモデルです!注目すべきはこのデザイン。
白をベースとした襟付きシャツに、左胸のクラブエンブレムを通過する赤と紺の2本のライン。
これは、NIKE初のユニフォームとなった1989/90シーズンのホーム用デザインなんです!
しかも、右胸のNIKEの赤い旧ロゴ。これも当時のままです。
これがホームモデル?と疑問に思った方も多いかもしれませんが、実は1982/83シーズンから1989/90シーズンの間は、この白をベースとした赤と青の2本ラインデザインをホームモデルとして使用していました。
ちなみにパリ・サンジェルマンのユニフォームカラーの歴史を紹介すると、創立当初の1970/71シーズンから1972/73シーズンまでの3年間は、赤1色がホーム用ユニフォームのカラーでした。
その後、1973/74シーズンから1981/82シーズンまでが、現在と同じ青・赤・青の3本ストライプ。
そして前述の通り1982/83シーズンから1989/90シーズンが白地に左端に赤青の2本のライン。
間にちょこっとNIKE独自のデザインを挟み、1993/94シーズンからは、基本的に現在の青・赤・青に戻りました。
▼1993/94 パリ・サンジェルマン(ホーム)
▼2011/12 パリ・サンジェルマン(ホーム)
ただかっこいいだけでなく30年分の歴史が詰まったデザインなのです!