サッカーユニフォーム大好きヴィンス君が市場に出回ることの少ない“選手用ユニフォーム”を解説するこのコーナー。
第4回目はこちら↓2010/11シーズンのウルグアイ代表です!
2010年のウルグアイ代表といえば、南アフリカワールドカップでの快進撃が記憶に新しいところ。
立役者として真っ先に浮かぶのは、ウルグアイ人初のワールドカップ得点王に輝いたディエゴ・フォルランであり、攻撃を牽引したルイス・アルベルト・スアレスとエディソン・カバーニ。
その攻撃陣とともに後方からチームを支えたのは、写真のディエゴ・ゴディンでした!
ディエゴ・ゴディンの幼少期のアイドルは、エンツォ・フランチェスコリ。
エンツォ・フランチェスコリとは、ウルグアイにおける英雄的存在で、アルゼンチンにおけるディエゴ・マラドーナや、イタリアにおけるロベルト・バッジョのような存在。
ゴディンはプロになるまで攻撃的な選手だっただけに納得です。
プロになりディフェンダーとして頭角を現してからは、同国代表で長年キャプテンを担ったセンターバックのディエゴ・ルガーノに憧れ、バルセロナのカルレス・プジョルも好きな選手と語りました。
それでは、これぞ選手用ユニフォーム!という違いを見ていきましょう。
まず、大きく目立つポイントとしてエンブレムです。一目瞭然ですね。
直刺繍された一般流通ユニフォームに比べ、選手用ユニフォームは糸を一切使用せず、プラスティックラバー素材の熱圧着です。ライトに照らされ輝きを増すエンブレムが想像できるくらいゴールドの光沢感があります。
次のポイントはサプライヤーであるPUMAロゴの素材です。ここもエンブレム同様、素材の違いが明確です。
右胸と両袖の計3か所に配置されたPUMAロゴすべてに当てはまります。
最後に右裾のホログラムの有無です。
一般流通ユニフォームには本物の証であるホログラムが付いていますが、選手用ユニフォームには付いていません。
ショーツに隠れてしまう箇所なので目立ちづらいのですが、こういった細かい部分にも違いがあります。
いかがでしたでしょうか。
ディエゴ・ゴディンあってのウルグアイの堅守速攻サッカーだと考えるならば、こちらの選手用ユニフォームの貴重さに気付いていただけると思います。
身長187cmのセンターバックは世界的にみれば平均サイズですが、空中戦にめっぽう強く、セットプレーではその得点力も魅力のゴディン。
クラブの話ですが、2013/14シーズンのラ・リーガ最終節、優勝を争うバルセロナとの直接対決で同点のヘディングゴールを叩き込み、アトレティコ・マドリード18年ぶりのリーガ優勝に貢献したシーンはファンの間で今なお語り継がれています。
まだまだ自己記録の更新が見込まれるウルグアイの絶対的なキャプテンなんです。