イタリア代表はアズーリ(Azzurri=イタリア語で青)と呼ばれるように青色をホームユニフォームに採用しているのは皆さんご存知だと思います。
そして、アウェイユニフォームはほぼ白色が採用されます。
そんな中、2004年に登場したネイビーカラーのサードユニフォームが当時世間をザワつかせたのでご紹介したいと思います。
そのユニフォームはこちら↓
7番はジェンナーロ・ガットゥーゾが着用していました。
ホーム、アウェイ用では中央にあったエンブレムが左胸に配置され、胸番号は少し高めの位置に付いています。
PUMAロゴは金色の刺繍に白縁で輪郭されたサードユニフォーム限定仕様。
マーキングプリントもPUMAロゴに合わせたように金色に白縁でデザインを統一しています。
こちらは2004年8月にアウェイで開催された親善試合アイスランド戦で着用されました。
ユーロ2004大会で無念のグループリーグ敗退となったアズーリ。
ユーロ2000大会後に就任したトラパットーニ監督が辞任し、新たにリッピ監督が就任。
メンバーにフレッシュな顔ぶれが並び、新生アズーリの船出となった初戦がこのアイスランド戦でした。
リッピ監督の初陣でもあったこの試合。堅いメンバーが並んだのはリッピ監督ならではといえます。
GK:ブッフォン
DF:ザンブロッタ、ネスタ、マテラッツィ、オッド
MF:ボルピ、ペロッタ、ガットゥーゾ、フィオーレ
FW:バッツァーニ、ディ・バイオ
R.バッジョが現役を引退し、デル・ピエロもトッティもいない攻撃陣。
こんな言い方は怒られてしまいそうですが、攻撃に関してはわりと渋めな(堅実な)メンバーです。
肝心の試合ですが、アウェイとはいえ0-2で敗戦。グジョンセンに得点を許し、いいところなく敗れてしまいました。
さらに、リベンジマッチとして翌2005年にホームにアイスランドを迎えた試合も0-0で引き分けて得点をあげられず。
実は、イタリア代表は今まで一度もアイスランドに勝利したことがない意外な一面があるのです。(2021年5月時点)
さて、肝心のユニフォームについてですが、代表チームでサードユニフォームまで用意している国は稀で、存在そのものがレアなユニフォームとなります。
ちなみに、日本代表もユニフォームを一般向けに発売した1993年から現在までサードの発売はありません。
今ほど情報が伝わらなかった時代といえばそうなのかもしれませんが、その存在をほとんど知らぬまま時の経過とともに埋もれてしまったお宝ユニフォームがこちらです。
あれ、一般に販売されてたの?とお声をいただきそうですが…
サイズ表記プリントは、一般的によく見る《MADE IN THAILAND》ではなく、《MADE IN HUNGARY》です。
もし、このアイスランド戦で勝利を収めていれば、2004年からサードユニフォームが定着していたかもしれませんね。