前回、一般市販のない1998 U-19日本代表のユニフォームを紹介しましたが、今回、一般市販のなかったアンダー世代の日本代表ユニフォーム第2弾として取り上げるのは、こちらの1996 U-23日本代表です。ちなみに、前回紹介した1998 U19日本代表の記事はこちら↓
1996年のU-23日本代表と言えば、アトランタオリンピックに出場し、U-23ブラジル代表を相手に『マイアミの奇跡』を成し遂げたあの世代です。
参考までに、1996年のフル代表のサプライヤーはプーマでした↓
1997年にマレーシアで行われるワールドユース出場を目指して、韓国で行われたAFCユース選手権を戦った、U-19日本代表が着用していたユニフォームのサプライヤーはアディダス。
そしてアトランタオリンピックを戦ったU-23日本代表のサプライヤーはこちらのアシックスでした。
アトランタオリンピックに出場した、当時の基本フォーメーションはこんな感じ。
城 彰二
前園 真聖 中田 英寿
路木 龍次 遠藤 彰弘
服部 年宏 伊東 輝悦
鈴木 秀人 田中 誠 松田 直樹
川口 能活
メンバー表を見るだけで、当時の記憶が鮮明によみがえってきますね!
『マイアミの奇跡』で初戦のブラジル戦に勝利するも、第2戦のナイジェリアには0-2で完封負け。グループリーグ突破をかけた第3戦のハンガリー戦では3-2で勝利するも、得失点差で3位となり決勝トーナメント進出はなりませんでした。
さて、ユニフォームに話を戻すと、大きな特徴としては当時アシックスが特別に作製したユニフォームに付けていた【別注】の文字が、首元の紙タグと脇腹内側のタグに記載されています。この特別感あふれる【別注】の文字は、当時のユニフォームコレクターにとってまさに魔法の文字。
この【別注】の文字を見ただけで、脳内のアドレナリンが過剰分泌されていました!
ちなみにアシックスの【別注】の文字は、一般市販のない選手用ユニフォームのみに付いているというわけではなく、例えば、アシックスがサプライヤーを務めていた時代の川崎フロンターレの一部のユニフォームや、ヴィッセル神戸のクリムゾンFC 10th記念ユニフォームなんかにも付いていますので、早とちりでアドレナリンを無駄に放出しないようご注意ください。
これがアディダスだと、当時アディダスの国内製造元だったデサントが付けていた【ORDER MADE】タグとなります。