レアモデル

幻のUCL仕様!? ACミラン2014/15に謎のユニフォームがあった!

ACミラン2014-15ユニフォーム

まず初めにこの2枚のユニフォームを見比べてください。
違いが分かりますか?

袖のビックイヤーパッチの有無?

それも正解ですが、もう一つ大きな違いが存在します。

正解は胸スポンサーであるFly Emirates(フライ エミレーツ)のロゴの大きさが違います。

片方(①)はアディダスロゴとチームエンブレムの下をそれぞれ通る、2本の黒い線の間にスポンサーがすっぽりと収まっていますが、もう片方(②)は2本の黒い線を跨ぐようにスポンサーが配置されています。

なぜこのような違いがあるかというと、当時、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグを主催するUEFAによって、ヨーロッパのカップ戦で使用されるユニフォームの胸スポンサーの最大サイズ(面積)が規定で決まっていました

当時のUEFAの規定では、通常の各国リーグで許容されているサイズより、やや小さめの規定となっていたため、アディダスなどのユニフォームサプライヤーは、リーグ戦用とカップ戦用の2種類のユニフォームを作製して販売することがありました。

当時Fly EmiratesがスポンサーについていたACミランやレアル・マドリードなどは、通常のリーグ戦用とは別に毎年UEFAの規定に合わせたチャンピオンズリーグ用モデルを発売していました。

と、ここまでは何の問題も無いのですが、実は前年の2013/14シーズン、ACミランはリーグ戦を8位で終え、15シーズンぶりにチャンピオンズリーグはおろかヨーロッパリーグの出場権も逃しているのです

ユニフォームサプライヤーは通常、新シーズンが始まるかなり前からユニフォームの生産を開始します。
このユニフォームの生産時期を内側のタグで確認すると、2014年の5月と表記されています。

つまり、2013/14シーズンの終盤戦、まだヨーロッパリーグの出場権に手が届くかという状況の中で生産されました。

ヨーロッパリーグの出場権すら逃すリーグ戦8位フィニッシュは、ユニフォームサプライヤーにとっても寝耳に水だったことでしょう。

そんな訳で、世にも珍しい使われる予定のないヨーロッパカップ戦モデルがここに誕生しました。

ちなみに、例年ですとACミランのチャンピオンズリーグ用モデルはUCLのスターボールパッチとビッグイヤーパッチが圧着された状態で発売となりますが、出場権を逃したこのシーズンはスターボールパッチされず、ビッグイヤーパッチのみでの発売となりました。
(ビッグイヤーパッチはリーグ戦の試合でも装着されます。)

ヴィンス君
ヴィンス君
ファンにとっては苦い思い出ですが、ユニフォームコレクターにとってはエラー品に似た特別感のあるユニフォームですね!