レアモデル

シンボリックな紋章が描かれた2007/08ラシン・サンタンデール アウェイモデル!

スペイン、カンタブリア州の州都サンタンデールを本拠地とするラシン・サンタンデールは、1913年創設の古豪クラブ。

2011年に倒産法が適用されて以降はセグンダ(実質2部)とセグンダB(実質3部)を行き来しているラシン・サンタンデールですが、近年最も成功したシーズンがこの2007/08シーズンと言えるでしょう。

マルセリーノ・ガルシア監督の元、リーガ・エスパニョーラ(当時)で6位に入り、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)の出場権を獲得しました。

そのシーズンのアウェイモデルがこちら。

このモデルでひと際印象的なのが、腹部に描かれた円形の紋章ですね。

これは、ローマ帝国の支配以前から伝わるカンタブリア人の遺跡が多く残る、ロス・コラレス・デ・ブエルナという街に遺る石碑の模様です。

カンタブリア人による太陽崇拝に関連するシンボルともいわれるこの石碑は、現在もロス・コラレス・デ・ブエルナに数種類の紋様が保存されており、その中でも最も有名なこの紋様はカンタブリア州の紋章や州旗にも使われています。

ロス・コラレス・デ・ブエルナでは毎年8月末から9月にかけて、ローマ帝国の侵攻に最後まで抵抗したカンタブリア人の戦いを現代に伝える、ゲラス・カンタブラス(カンタブリアの戦い)という名のお祭りが盛大に開かれています。

是非、このユニフォームを着てそのお祭りを楽しみたいですね。

ヴィンス君
ヴィンス君
サッカーユニフォームに、そのクラブや街の歴史や文化をデザインする。
これもユニフォームの大きな魅力の1つですね。