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ポール・スミスがユニフォームに込めた願いとは?!2002年イングランド代表、アンブロ×ポール・スミスのコラボユニフォーム!

2002年イングランド代表のアンブロ&ポール・スミスのコラボユニフォーム

突然ですが皆さん、2002年の新語・流行語大賞は覚えていらっしゃいますか?
答えを先に申しますと、2つありまして、『タマちゃん』と『W杯(中津江村)』でした。

タマちゃんとは、2002年8月に多摩川に現れたオスのアゴヒゲアザラシのことで、川の名称からタマちゃんと命名され、新聞やニュース、ワイドショーなどで大きく取り上げられました。

W杯(中津江村)とは、2002年FIFAワールドカップのカメルーン代表チームがキャンプ地として選んだ大分県にある中津江村。
いちばん小さな自治体のキャンプ地として注目され、カメルーン代表の到着が4日遅れ「選手が来ない」など話題になりました。

到着後は村民と気さくに交流し町をあげてカメルーンを応援する姿などが連日報道され、この流行語大賞は中津江村の村長・坂本休さんが受賞しました。

2002年、熱狂のベッカムフィーバー

そんななか、大賞は逃したもののトップ10にランクインした見逃せない流行語が「ベッカム様」
甘いマスクで日本の女性達から絶大な人気を得たデビット・ベッカム

マスコミは「ベッカム様」と呼び、当時のベッカムの髪型ソフトモヒカンはベッカムヘアーとして男性の間で一大ムーブを起こしました。

もちろん、ユニフォームも爆売れ!
イングランドのユニフォームが欲しくても買えない現象が小売店で頻発しました。

その2002年のイングランド代表のユニフォームがこちら。2002イングランド代表ユニフォームホームもアウェイも長袖ベッカムはいつ見てもカッコいいですね!

 

実は、そんな品切れ続出の大人気ユニフォームの裏で密かに発売されていたのが、こちらのアンブロとポール・スミスのコラボユニフォームです。2002年イングランド代表のアンブロ&ポール・スミスのコラボユニフォーム裾タグなどがコラボ仕様に変更された特別な一枚です。2002年イングランド代表のアンブロ&ポール・スミスのコラボユニフォームの裾2002年イングランド代表のアンブロ&ポール・スミスのコラボユニフォームの袖

 

なかでも際立つのが、背番号の66番2002年イングランド代表のアンブロ&ポール・スミスのコラボユニフォームの背面

 

背番号の下部に『Paul Smith』と文字が抜かれています。

これは1966年に母国イングランドで開催されたワールドカップから発想を得ています。

当時の中心選手はボビー・チャールトンとボビー・ムーア。
地元開催となったワールドカップでグループリーグを無失点で勝ち上がり決勝トーナメントへ。
アルゼンチン、ポルトガルの強豪国も退け、決勝では若干20歳でチームを引っ張るフランツ・ベッケンバウアーの西ドイツを4-2で降してワールドカップ初優勝を遂げました。

しかし、以降のワールドカップでイングランドは優勝どころか、決勝進出も果たせていません。

このユニフォームが発売された2002年大会が始まる前までに計16回のワールドカップが開催され、優勝回数はブラジルが4回、西ドイツ、イタリアが3回、アルゼンチン、ウルグアイが2回、そしてフランス、イングランドが1回の優勝回数でした。
※2002年までの時点で最も好成績を残したのが1990年のイタリアW杯。ガリー・リネカーやポール・ガスコインといったタレントを擁し準決勝まで駒を進めますが西ドイツに延長PKで敗れ決勝進出を逃がしました。

この66番という特別なユニフォームには、サッカー発祥の地であるイングランドの1966年よ再び!というポール・スミスの願いが込められています。

ヴィンス君
ヴィンス君
イングランドを代表するとポール・スミスとアンブロ社のコラボは当時革命的でした!
ベッカム効果もあり、コレクションアイテムとしても押さえたい一枚です!