サッカーユニフォーム大好きヴィンス君が長年の経験をもとにユニフォームの真贋チェックをするこのコーナー。
第8回目はこちら↓
香川真司選手がマンチェスター・ユナイテッドから復帰した2014/15シーズンのドルトムント、ホームユニフォームです!
マルコ・ロイス
ヘンリク・ムヒタリアン
ピエール=エメリク・オーバメヤン
イルカイ・ギュンドアン
そしてマッツ・フンメルス。
香川選手と同じ復帰組ではトルコ代表のヌリ・シャヒンもいました。
とても豪華な陣容ですね!
また、この時の監督はユルゲン・クロップ。
カウンター戦術「ゲーゲンプレス」を考案し、2010/11シーズンと2011/12シーズンでブンデスリーガを連覇するなど一時代を築きましたが、クロップ監督はこの2014/15シーズンを最後にドルトムントからリバプールへ移りました。
さて、それでは詳細を見ていきましょう。
まず1つ目の違いは『エンブレム』です。円の中に「BVB」と「09」が配置されたとてもシンプルなデザインになっていますが、本物はプラスチックラバーの貼り付けで偽物は刺繍されています。
またエンブレム上部の星も貼り付けと刺繍で違いがあります。
ちなみに、この星☆はリーグ優勝回数によって掲げられる数に違いがあり、
優勝1回以上→1つ☆
5回以上優勝→2つ☆☆
10回以上優勝→3つ☆☆☆
20回以上優勝→4つ☆☆☆☆
と規定があるようです。
▼1つ星
▼2つ星
▼3つ星
▼4つ星現在4つ星は2019/20シーズン終了時でバイエルンのみ。(29回)
3つ星がいなくて、2つ星がドルトムントとボルシアMGです。(ともに5回)
もし、2020/21シーズンもバイエルンが優勝したら30回となりますので星の数は5つになるのか、それとも何か特別なデザインが施されるのか今から気になりますね。
それでは、話を元に戻して2つ目の違いは『胸スポンサーのEVONIK』です。左上部から光の当たる様を描いたロゴのクオリティに大きな違いがあります。
本物は薄らと徐々に光が当たり始めるような、まるで日の出を連想させるような神々しささえ感じられます。
一方偽物は光の浸透の様子がドット調になっていてとても雑な仕上がり。洗濯を繰り返して色落ちしたのかと思えるほどです。
ちなみにEVONIKとは、ドイツ、ヴェストファーレン州の都市エッセンに本社を構えるケミカル(化学品)の会社で、健康、栄養、資源効率化とグローバル化などの事業を展開しているドルトムントにとっては地元の企業です。
最後の違いは『内タグのサイズ表記』です。PUMA社の布タグにサイズ表記されているのと、生地に直接プリントされているという違いです。ここまで違いがあれば一目瞭然です。
確かオーセンティックもサイズ表記がプリントタイプですが、文字の鮮明さやシャープさが全然違うので見極めは容易だと思います。
※フェイク品の見分け方については同じモデルのユニフォームでも、それぞれ見分けるポイントはユニフォームによって異なります。
※同じモデルのユニフォームでも今回ご紹介したポイントが全て本物と同じクオリティーになっている場合もございますのでご注意ください。