1914年に設立された、リオデジャネイロ州リオデジャネイロを本拠地とするサッカークラブ、『マドゥレイラ・エスポルチ・クルービ』がキューバへの遠征をおこなったのが1963年のこと。
遠征先で革命家『チェ・ゲバラ』と対面。その後、50年を経た2013年に記念モデルとして発売されたのがこちらのユニフォーム!背面はこちら
袖にはブラジルとキューバの国旗が並びます。
なんといっても特徴的なのは、正面に大胆にデザインされたゲバラの肖像。
革命家チェ・ゲバラことエルネスト・ゲバラはアルゼンチン出身の政治家で、キューバ革命に参加。
日本ではカストロ議長という呼び名で報道されていたフィデル・カストロと出会い、困難の末にキューバ革命を成就させました。
キューバ革命後はキューバ新政府の国立銀行総裁に就任し、政治家としての活動を開始。
1959年には日本にも訪れています。
1960年8月にウルグアイのプンタ・デル・エステで開催された米州機構の総会では、ブラジルのジャニオ・クアドロス大統領から南十字星勲章を授与されました。
そんな時期にマドゥレイラECの一行はキューバへ遠征し、ゲバラと面会したのです。
ユニフォームに話を戻すと、背面の襟の下部にはキューバに遠征した年である1963と、その50年後にあたる2013の数字に挟まれたチェ・ゲバラの肖像。
そして《 Hasta la victoria siempre 》の文字。
《 Hasta la victoria siempre 》は1965年10月3日、ハバナのチャプリン劇場で行われた集会で、フィデル・カストロが読み上げたゲバラの手紙の中の有名な一文で、日本語では《 常に勝利に向かって 》などと訳されます。
このチームのことは知らなくても、このユニフォームが欲しいという方は多いようです!