FCバルセロナのホーム用ユニフォームに付いているマーキング(ネームや背番号)のカラーは?
そう聞かれてまず思いつくのはイエローでしょう。
イエローのマーキングは90年代後半から使用され、特に2007/08シーズン以降は全てシーズンのホーム用ユニフォームに、イエローのマーキングが採用されています。
ブラウグラナ(カタルーニャ語で青とエンジ)によく合い、視認性もバッチリなイエローはもはや定番のカラーです。
その他のカラーは?
1990年代前半以前に採用されていたホワイト?
それとも高級感漂うゴージャスなゴールドのマーキングでしょうか?
1999/2000シーズンのクラブ創立100周年記念ユニフォームに採用されたゴールドのマーキングは、特別なモデルにふさわしい豪華な印象を与えました。
ファンにも好評だったようで、その後、2001/02シーズンにも採用され、こちらも好評を博しました。
ちなみにこのシーズン、アウェイモデルはユニフォーム自体がゴールドでした♪
その後、2002/03~2003/04にはLFP(スペインプロリーグ機構)の統一マーキングが採用されるなど数年間、ゴールドマーキングはその姿を消しますが、2006/07シーズン遂にゴールドマーキングが復活!
しかも2006/07シーズンは、ホーム用のみならずアウェイ用、サード用ユニフォームにまでゴールドマーキングが採用される徹底ぶりで、ゴールドマーキングの復活を高らかに宣言したのです。
ところが、このゴールドマーキングを採用した3つのシーズン、FCバルセロナは1度もリーガやUCLはおろか、コパ・デル・レイでも優勝を成し遂げていません。
2006/07シーズンにスーペル・コパを制したのみとなっています。
特に1999/2000シーズンと2006/07シーズンに至っては、前年までリーガを2連覇していながらゴールドのマーキングを採用した途端に優勝を逃しています。
この事実にチームの上層部が気付いたのか、翌2007/08シーズンからはイエローを主体にゴールドは縁の部分だけにとどめたマーキングに変更。
すると、2007/08シーズンは無冠に終わったものの、翌2008/09シーズンにはスペイン史上初の主要大会3冠(リーガ、UCL、コパ・デル・レイ)を達成し、グアルディオラ率いるチームは黄金期を迎えました。
その後のバルセロナに強さは皆さんもご存じ通り。
イエローマーキングに変更してからの13シーズンで、8回のリーガ制覇(61.5%)を誇ります。
ちょっと気になってしまいますね。