イタリアの首都、ローマ。
世界有数の大都市であり、その歴史の長さと美しさから『永遠の都』と称されるほど。
そんな街のサッカークラブといえばASローマ。中田英寿氏やフランチェスコ・トッティ氏の在籍で世界的知名度を誇るビッグクラブ。
イタリアのサッカーファンの約7%がローマを応援しているそうです。
ローマのユニフォームといえば、優勝したKappa社やDIADORA社の印象も強いですね。
そんなローマは2014/15シーズンからNIKE社とサプライヤー契約を結びました。襟付きのデザインとローマらしいカラーリングで大反響を巻き起こし、現在でも大人気のユニフォームとなりました。
今回ご紹介するのはその翌シーズンに使用したホームモデル。
前年の好反応もあり、ローマのユニフォームには発表前から大きな期待が集まっていました。
そんな中発表されたのが、こちらのユニフォーム。
▼2015/16 ASローマ(ホーム)ローマらしい赤を使用した洗練されたデザイン。
これはローマの兵士が身に着けている鎧からインスピレーションを得て、ピッチで力強さをアピールできるように設計されました。
このユニフォームのポイントは「襟」にあります。前面にある小さな割れ目が特徴的ですが、これは2000年以上前にローマ軍の兵士が着用していた鉄製の胸の鎧のネックラインを再現したものになっています。
袖と肩甲骨のあたりのパネルにはフロントより濃い赤色を採用し、選手の存在感を増幅させています。
袖口と脇腹にはクラブの伝統的な黄色を使用。
脇腹のラインはパンツまで繋がるデザインとなっており、ローマらしい赤をより一層引き立てています。
また、背番号にもローマの街や建造物に称賛を送る意味のグラフィックが施されており、クラブと街、サポーターの絆を表しています。ローマの選手たちはこのユニフォームを着て、スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマのピッチに立った瞬間に結果を求め戦う集団に変貌する。
そんな思いが込められた、ローマにしか実現できないようなデザインとなっています。
込められた意味を知ると、サッカー好きとしては更にグッと来てしまいますね☆