フランス第二の都市、マルセイユを本拠地にするオリンピック・マルセイユ。
かつてはACミランを降してチャンピオンズリーグ優勝という輝かしい時代を迎えるも、その後の八百長疑惑による優勝剥奪、そして2部への降格という処分を受けました。
また、中田浩二さんが2005年に在籍し、現在は酒井宏樹選手がプレーするなど我々日本人にも馴染みのあるクラブです。
2002年の日韓ワールドカップを指揮したトルシエ監督も2004/05シーズンにマルセイユを指揮していましたね。
そんなマルセイユ、1899年に創設されたクラブですので、ちょうどフランスでワールドカップが開催された1998/99シーズンが記念すべき100周年という節目の年となりました。
その時に着用されたモデルがこちら
えっ!?どこが記念モデルなの?
という感想を持たれた方も多いのではないでしょうか。
ポイントは胸のクラブエンブレムです!
通常のマルセイユのエンブレムがこちら↓
そして100周年エンブレムがこちらです↓エンブレムに【1899-100-1999】と100周年を記念する刺繍が施された特別仕様なんです!
この特別なエンブレムはホームだけでなく、アウェーと3rdキットにも採用されましたので、その全てを100周年モデルと呼ぶことができます。
(1998/99 マルセイユ 3rdユニフォーム↓)
ちなみに裾のプロダクトタグにも、記念エンブレムが採用されCENTENARYの文字も見えます。
フランスワールドカップ優勝メンバーであるロベール・ピレスとクリストフ・デュガリーという代表選手を獲得し、100周年という節目の年に復活を目指したシーズン。
惜しくも優勝とはなりませんでしたがリーグ・アンで2位の成績を収めるなど、復活への足掛かりとなった貴重なセンテナリーイヤーなのは間違いありませんね。