2020年8月23日にパリ・サンジェルマンを降し、通算6回目のヨーロッパ王者に輝いたドイツのバイエルン・ミュンヘン。
グループリーグから無敗での完全優勝は史上初で、バルセロナに8-2で勝利するなど、その強さが際立ったシーズンとなりました。
そんなバイエルン・ミュンヘン、クラブカラーは皆さんご存知の赤。
Die Roten(赤)という愛称で呼ばれています。
当然、ホームモデルには赤が採用されますが、実は、黒に近いダークネイビーをホームモデルに採用したシーズンがありました。
それが1997-1999シーズンです。
赤は袖と胸のボーダー部分と襟のちょっとした差し色程度。
背面はこちら
ダークネイビーにバイエルンのクラブロゴが映えます。
胸スポンサーの「OPEL」は発泡フェルトでラバーよりも耐久性に優れています。
サプライヤーはadidasの文字ロゴがシンプルでかつ時代を感じさせます。
背面上部には昇華プリントでクラブ名が入っています。
当時は、キャプテンのローター・マテウスやシュテファン・エッフェンベルクがいて、キーパーはオリバー・カーン。
イラン代表のアリ・ダエイもいましたね。
クラブカラーをメインに採用しないユニフォームとして異彩を放ちましたが、実は2017-18シーズンにこのホームモデルをリバイバルしたアウェイモデルがリリースされました。
時代ですね。
袖の長さが足りず赤のボーダーは胸だけ。袖にはワンポイントのみ赤を採用しました。
現代のテンプレートがあるので生地や素材感、シルエットは昔風を出すことは出来ません。それでも、昔を知るファンは昨今のリバイバルブームを楽しみにしています。
今後も「あ、あの時のデザイン!?」というモデルがリリースされ古き良き時代を懐かしむ瞬間が訪れることでしょう。