サンテティエンヌの10回に次ぐリーグ・アン9回の優勝経験を誇る、フランスの名門オリンピック・マルセイユ。
近年日本では酒井宏樹選手の所属クラブとしておなじみですね。
クラブの設立は1899年で、パリ・サンジェルマンとのフランスダービーは熱狂的な盛り上がりとなります。
そして1980年代後半から1990年代初頭にかけてのオリンピック・マルセイユといえば、まさに黄金期!
1988/89シーズンから1991/92シーズンまでフランス国内のリーグ・アン(ディヴィジョン・アン)では4連覇。
欧州サッカーシーンでも1990/91シーズンにUEFAチャンピオンズカップの決勝まで勝ち進み一時代を築き上げました。
そんな黄金期の1990/91シーズンのホームモデルがこちらマルセイユ伝統の白ベースに、差し色に水色を使用したデザイン。
襟には赤と青ラインが入っていて上品な仕上がりに。
発売から約30年経っているのでヴィンテージ感が漂っております。
差し色の水色ですが、例外的に下記のシーズンは他の差し色を採用していました。
※1971/72、1989-1991は赤、1987-89、1991-94、2014/15は青、2012/13はオレンジ
サプライヤーはアディダス社。adidasの三つ葉ロゴも水色でいい感じです。
胸スポンサーは我らが日本のPanasonic。アディダス社のロゴ、クラブエンブレム、胸スポンサーの素材は全てフロッキー素材となっています。
決勝まで勝ち進んだこの1990/91シーズンのUEFAチャンピオンズカップ。
決勝ではレッドスター・ベオグラードに惜しくもPKで敗れ準優勝で幕を閉じました。
しかしこの時のメンバーがすごい!
「マジック・クリス」ことクリス・ワドル氏。
「アフリカのペレ」「アフリカのマラドーナ」ことアベディ・ペレ氏。
「高性能爆撃機」ことジャン=ピエール・パパン氏。
浦和レッズにも在籍したバジール・ボリ氏。
そして日本でもおなじみのドラガン・ストイコビッチ氏も在籍していました。
ちなみにピクシーは前年までレッドスター・ベオグラードに所属しており、母国では英雄として崇められていましたが、この決勝では古巣の栄光をベンチから眺めるというなんとも皮肉な展開となりました。