親子鷹
サッカー界で有名な親子鷹といえば皆さんは誰を思い浮かべるでしょうか。
本日ご紹介の選手はこちら。現デンマーク代表の正GKであり、レスター躍進の立役者、カスパー・シュマイケル選手。
オールドファンなら誰もが知る、あのピーター・シュマイケルを父親に持ついわゆるサラブレットです。
父親のピーターといえば、1990年代のマンチェスター・ユナイテッド黄金期を象徴するメンバーの一人。
特に、マンチェスター・ユナイテッド所属で最後の年となる1998-99シーズンは、今でも語り草となっているカンプノウの奇跡でキャプテンを務め、
チャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、FAカップのすべてのタイトルを獲得するシーズントレブルを達成した伝説のGKでした。
こちらはプレミアリーグ仕様のマーキングですが、このユニフォームでピッチで喜びの側転を決めたピーターの姿が印象的でしたね。
そんな偉大な父親を持つカスパー・シュマイケルも20歳の時にマンチェスター・シティでプレミアデビュー。
2007-08シーズンの開幕ゲームでスタメンに抜擢され、2-0の完封勝利に貢献。そのウェストハム戦で着用していたのが19番シュマイケルと入ったこちらのモデルでした。
選手着用モデルにはない「THIS IS OUR CITY 1894」の表記がレプリカならでは。これは1880年にアーディックAFCを結成後、1894年に現在のマンチェスター・シティに改名した年。
開幕戦からしばらくはスタメン起用されましたが、シーズン途中、ジョー・ハートが怪我から復帰すると正GKの座を譲り、後にカーディフ、コヴェントリー、ノッツ・カウンティー、リーズと移籍をし、2011年に現在のレスターへ加入。
それからの活躍は皆さんご存じの通りですね。
「ビッグ6」(リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、チェルシー、トッテナム)以外からのプレミアリーグ優勝は不可能とさえ言われている時代の、
2015-16シーズンにレスターをリーグ優勝に導き、ミラクル・レスターと称賛されました。
さらに、2020-21シーズンにはFAカップのタイトルも手中に収め、名実ともに父親のピーターへまた一歩近づいたカスパー・シュマイケル選手。
彼は決してエリートコースを歩んできたわけではありません。
ベンチを温める時代があったり、下部リーグへのレンタル移籍が続いたり、当時マンチェスター・シティもまだ中堅クラブの位置付けでしたし、
そんな彼が演じた「ミラクル・レスター」の衝撃がとてもドラマチックで全世界に勇気と希望を与えてくれました。
34歳となりGKとして最も脂の乗った今、そんな彼のデビューモデルであるこちらのGKユニフォーム、否が応でも手中に収めたくなりますね。
想像しただけでも胸が熱くなります!