硬膜下血腫により緊急手術!
というニュースが全世界に衝撃をもって伝えられたのは11月4日。
手術は無事に成功し、現地時間の11月11日に無事退院したとのこと。
誰のことかといえば皆さんご存知、元アルゼンチン代表、ディエゴ・マラドーナのことです!
現在は、アルゼンチン1部リーグ・ヒムナシアの監督を務めていますが、アルコール依存治療も含め、健康面での管理を優先し、その後時期をみて現場へ復帰する計画のようです。
何はともあれ、大事に至らなくて本当に良かったです。
今回は、そんなマラドーナが現役時代に晩年を過ごしたボカ・ジュニアーズのユニフォームを紹介します。
それがこちらです↓1995/96年のボカ・ジュニアーズ、アウェイユニフォーム。
ボカのアウェイ用といえば、そのほとんどが白色や黄色を採用。
シンプルながら、こちらは襟と首元、またエンブレムや胸スポンサーに使われているクラブカラーが差し色となり完成度は抜群に高い一着だと思います。
有名な話ですが、エンブレム内に使用されている星☆はタイトルの数を表しています。この時の星の数は23個。
国内リーグ優勝22回、国内カップ優勝1回の計23個です。
エンブレムに表記されている「CABJ」とは、Club Atletico Boca Juniorsのそれぞれの頭文字をとったもの。
1990年代を代表する生地の織り込み透かし。(見辛くて申し訳ありません。)サプライヤーの“Nolan”と“CABJ”の透かしが交互に配列されています。
そして10番はディエゴ・マラドーナ。
最近では見なくなったフェルト素材の背番号です。ラバープリント素材よりも劣化しにくく、ヴィンテージユニフォームをコレクトする熱烈なファンがいます。
マラドーナがボカにもたらしたタイトルは、欧州へ移籍する前の1981年のリーグ優勝一回。
その後、バルセロナ、ナポリ、セビージャ、ニューウェルズ・オールドボーイズを経て、1995年にボカ・ジュニアーズに移籍(復帰)。
34歳の時でした。
復帰してから引退するまでの3年間で、トータル30試合に出場し7得点という記録は、全盛期を知る者としては物足りない数字といえます。
1996年には、リーグ戦で5回連続PKを外すという事件を発端に引退騒動まで発展しました。
しかし、ファンはそんな結果に不満など一切ありません。
それは、神の子(マラドーナ)に愛されているクラブであり、神の子が在籍してくれているという感謝を超えた崇拝に近い思いがあるからです。
そんなファンが一つだけ願うこと。
それは、アルコール摂取はほどほどに、という事なのではないでしょうか。
ピッチサイドで采配を揮う監督としてのマラドーナも好きですが、私はボンボネーラ(ボカ・ジュニアーズの本拠地)の貴賓席からマフラーを振り回し、サポーターと一緒に声援を送る子供のようなマラドーナの方が好きかもしれません。
ちなみに2020/21シーズンのホームユニフォームがこちら↓そしてエンブレムはこちら
この先、星が増えたら・・・という疑問、僕も抱いております。