Fake Check

【Fake Check #14】本物?偽物?ヴィンス君のユニフォーム真贋チェック! 【1998ユーゴスラビア代表W杯モデル】

1998年ユーゴスラビア代表ユニフォーム

サッカーユニフォーム大好きヴィンス君が長年の経験をもとにユニフォームの真贋チェックをするこのコーナー。

第14回目はこちら↓1998年ユーゴスラビア代表ユニフォーム1998年ユーゴスラビア代表ユニフォームのストイコビッチみなさんご存知、ピクシーことドラガン・ストイコビッチユーゴスラビア代表ユニフォーム

国内の政治情勢から、しばらく国際試合を禁じられるなど厳しい処分を乗り越えて迎えた1998年のフランスワールドカップ。
選手も、国民も、多くの関係者も、8年ぶりとなるワールドカップの舞台に感慨深いものを感じたことでしょう。

8年ぶりのワールドカップとはいえ、欧州のビッグクラブでプレーする選手も多く、優勝は難しくとも、かなりいいところまで勝ち上がるのではないかと予想されていたユーゴスラビア代表。

それもそのはず、ご覧いただけますか、この豪華な攻撃陣。

7番 ヴラディミル・ユーゴヴィッチ(ラツィオ)
8番 デヤン・サビチェビッチ(ACミラン)
9番 プレドラグ・ミヤトヴィッチ(レアル・マドリード)
11番 シニシャ・ミハイロヴィチ(サンプドリア)
17番 サボ・ミロシェビッチ(アストン・ヴィラ)
20番 デヤン・スタンコビッチ(レッドスター・ベオグラード)
22番 ダルコ・コバチェビッチ(レアル・ソシエダ)

いかがでしょうか?

かなり豪華な顔ぶれですよね。

そんなメンバーの中心にいたのが、名古屋グランパスエイト所属のドラガン・ストイコビッチでした。
この豪華メンバーをまとめ、キャプテンマークを巻いて試合に出場しているのがJリーガーであるということに、日本人としてとても嬉しく感じたのを覚えています!

それでは、記念刺繍が入ったユーゴスラビア代表ワールドカップユニホームの真贋checkへ参りましょう!

見極めるポイントは3つです。

まず、1つ目はエンブレムです。エンブレムの付け方が違います。
画像からは分かりづらいかもしれませんが、偽物はワッペンの熱圧着のみ。
一方、本物は生地にしっかりと直刺繍されています

 

2つ目は、adidasロゴです。素材の違いが一目瞭然です。
偽物は、ラバー素材のadidasロゴで、本物はワッペン同様に直刺繍されています

 

3つ目は、裾タグです。偽物は、単なるadidasのロゴのみですが、本物はユーゴスラビアの国旗とユーゴスラビアサッカー協会(FSJ)の文字が入ります

いかがでしたでしょうか?

ここまで見比べてきて、あれ?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

今回紹介した偽物とされるユニフォームは、adidasがユーゴスラビア型シャツとして販売したものに、後からユーゴスラビアサッカー協会のエンブレムを付けて、刺繍を入れ、10番ストイコビッチとナンバリングしたカスタムユニフォームなのではないかと。

その可能性は大いにあり得ます。

つまり、ボディーは正規品の可能性があるということです。

とはいえ、これをユーゴスラビア代表ユニフォームとして流通させるのはいかがなものか、ということでフェイクcheckで取り上げさせていただきました。

もし、街の古着屋さんで見かけても、今回のポイントを押さえておけば大丈夫です。

ヴィンス君
ヴィンス君
ユーゴスラビア代表のワールドカップメンバーに、もう一人Jリーガーがいましたね。
当時、浦和レッズ所属だったゼリコ・ペトロビッチ。
16番を背負って左サイドバックで全試合スタメン出場!
おそらくストイコビッチもペトロビッチも、Jリーグや日本の魅力をチームメイトに存分に語っていたことでしょう!

※フェイク品の見分け方については同じモデルのユニフォームでも、それぞれ見分けるポイントはユニフォームによって異なります。
※同じモデルのユニフォームでも今回ご紹介したポイントが全て本物と同じクオリティーになっている場合もございますのでご注意ください。