Fake Check

【Fake Check #13】本物?偽物?ヴィンス君のユニフォーム真贋チェック! 【2011/ガリー・ネヴィル引退試合モデル】

2011年マンチェスター・ユナイテッドガリー・ネヴィルの引退試合ユニフォーム

サッカーユニフォーム大好きヴィンス君が長年の経験をもとにユニフォームの真贋チェックをするこのコーナー。

第13回目はこちら↓2011年マンチェスター・ユナイテッドガリー・ネヴィルの引退試合ユニフォーム

こちらは、マンチェスター・ユナイテッド一筋で活躍したガリー・ネヴィルの引退試合で着用された記念ユニフォームです(vsユベントス)。

当時ロサンゼルス・ギャラクシーに在籍していたデビット・ベッカムも駆けつけて7番を背負いました。それがこちら。ベッカムの2011年マンチェスター・ユナイテッドガリー・ネヴィルの引退試合ユニフォーム2003年にマンチェスター・ユナイテッドを退団してから、レアル・マドリード、ロサンゼルス・ギャラクシー、途中レンタルでACミランと渡り歩いたベッカムですが、8年ぶりに袖を通した赤いユニフォームはやっぱり似合いますね!

正確なキックは健在でしたし、大きなサイドチェンジのパスはドンピシャ。
コーナーキックの蹴り方も当時のまま。

ガリー・ネヴィルとの間でパスミスが生まれたシーンでは、お互いアイコンタクトで苦笑いを浮かべるなど微笑ましい瞬間もありました。

さらに、この引退試合には、現役を引退していたニッキー・バットや、エバートンへ移籍していた実弟のフィリップ・ネヴィルも参加し、1990年代中頃からの黄金期を築いたファーギー・ベイブスが勢揃い。
結果はユベントスに敗れましたが、往年のファンにはたまらない一戦となりました。

ちなみに、こちらのユニフォーム。

ガリー・ネヴィルの引退と共に、マンチェスター・シティ戦で生まれたウェイン・ルーニー伝説のオーバーヘッド、そして、1998/99シーズンに達成したトレブル以来の襟付きユニフォームである、という点も記憶にとどめておきたい一枚となります。

それでは、フェイクチェックに参りましょう。

見極めるポイントは3つ

まず、1つ目は胸の記念刺繍です。文字の太さと刺繍の正確性が違います。
威風堂々とした本物に対して、手作業感が出ている偽物。後入れの刺繍であることがわかります。

後入れの刺繍=偽物ではありませんが、クラブが発売したワンマッチユニフォームではありません。

 

2つ目は裾のタグです。“AUTHENTIC”の文字下に横断しているキラキラ光るライン。これがホログラムと呼ばれる物ですが、本物はその一つ一つで文字が浮かび上がります

偽物は糸で縫ってあるだけ。ぱっと見の雰囲気は出ますが、実は全然違います。

 

3つ目はエンブレム裏“BELIEVE”文字の素材です。2010/11シーズンはエンブレムの裏に“BELIEVE”と文字が入っています触ると表面が滑らないゴム製が本物で、表面に光沢のあるプリント素材が偽者です。プリント素材は後からでも入れられそうでチープな感じがしますね。

ちなみに、この記念マッチの先発メンバーは以下の通りです。

ポジション順に、

トーマス・クスチャック
ガリー・ネヴィル
ウェズ・ブラウン
ジョン・オシェイ
フィリップ・ネヴィル
ニッキー・バット
ポール・スコールズ
デビット・ベッカム
ライアン・ギグス
ウェイン・ルーニー
マイケル・オーウェン

ヴィンス君
ヴィンス君
2009年に加入し7番を背負っているオーウェンはこの試合ももちろん7番を着用、そしてベッカムもクラブの粋な計らいから7番を着用。
新旧の7番が同時に7番を背負いピッチに並び立ったのは記念マッチならではの光景でした。

※フェイク品の見分け方については同じモデルのユニフォームでも、それぞれ見分けるポイントはユニフォームによって異なります。
※同じモデルのユニフォームでも今回ご紹介したポイントが全て本物と同じクオリティーになっている場合もございますのでご注意ください。