1900年創立のSSラツィオが、クラブ創立115周年の記念モデルとして世に送り出したのがこちらのモデル。
背面は87番。
イタリア・ローマ出身で2012年から2016年までラツィオに所属した、アントニオ・カンドレーヴァ選手。
こちらのクラブ創立115周年記念モデル、ローマのシンボルでもあり、クラブエンブレムにも採用されている鷲を大胆に取り入れたデザインで驚異的な人気を誇りました。

実はこのデザイン、1982/83シーズンや1986/87シーズンにも採用されており、古くからからのラツィアーレ(ラツィオのサポーター)にとってはお馴染みのデザインとなっていましたが、このクラブ創立115周年記念モデルの人気に気をよくしたクラブは、4年後の2018/19シーズンにも同じデザインを採用。
それがこちら。
5シーズンの間に2度も登場したことにより、若いラツィアーレにも広く認知され、今やラツィオを象徴するデザインと言える存在となりました。
ちなみに2014/15シーズンのラツィオは、この創立115周年記念モデルの他にもホーム用、アウェイ用、サード用の3つのユニフォームが存在します。
社会へのメッセージを込めたホームモデル
この2014/15シーズンのラツィオには胸スポンサーが付いておらず、3着共に非常にシンプルな印象のユンフォームとなっていましたが、実はホームモデルにのみ、胸に
『JE SUIS CHARLIE』(私はシャルリー)とプリントされたユニフォームが存在します。
こちらは、2015年1月7日にフランス・パリの週刊風刺新聞『シャルリー・エブド』の本社にイスラム過激派テロリストが乱入し、編集長、風刺漫画家、コラムニスト、警察官ら合わせて12人を殺害した【シャルリー・エブド襲撃事件】の直後、テロリズムに抗議し、表現の自由を訴えるために胸にプリントされたもので、ASローマとのローマ・ダービーで着用されました。